刀剣研磨について一般の人は、錆びを落としたり鋭利にして切れるようにするという概念をお持ちかと存じますが、工程にかかる日数の半分以上は、刀の美術的価値を高めるために費やされています。
そのため全く錆びていない刀を研ぐことがよくあります。錆びも無く刃こぼれも無い刀を研ぐといわれて不思議に思うかもしれません。研ぎによって刀はまったく別物にその表情を変えることがあります。研師ごとに研ぎの個性があると言っても過言ではないのです。
しかし万人が好む料理の味付けが無いように、すべての愛刀家のかたが賞賛する研ぎの仕上がりもないようです。
我々専門の日本刀研師が良いとする研ぎが、すべての愛刀家の皆様から必ずしも賞賛されるわけではありません。
一般の人から見れば、研ぎ代が高いと感じるかもしれません。しかし一振りの刀を研ぎ上げるには多くの日数を要します。その結果として研ぎ代が形成されているとお考え下さい。
研ぎ代は現物を拝見しないとわかりかねます。
白鞘、はばきの価格はおよそ以下の通りです。
白鞘 刀 ４００００円～
銀無垢はばき ３００００円
当方は刀に関するご相談に応じております。お気軽にご相談下さい。